yokka-yokkaをご覧頂きありがとうございます。
部屋から見える遠くの山頂が白くなっていました。雪の気配です。オンラインレッスンでいつものようにYさんと話しているとこちらは寒くてしっかり着込んでいるのに、北関東はちょっと暑いぐらいと言い、季節の差を感じてちょっとした笑い話に。
▾10月に編んだもの
yokka-yokkaの活動がちょっとずつ落ち着いて来たので、来年に向けての抱負はとにかく素敵なデザインをたくさん編もう！と思っています。あれも編んでみたいこれも編んでみたいと思うとワクワクが止まりません！世の中にこんなにたくさん素敵なパターンがあるのに、見ているだけじゃつまらないですよね。自分も楽しみながら、誰かの「編めない。困っている。」のお手伝いができたら最高です！
それで以前から編んでみたかった毛糸があって買い置いていたんですが、Opalのブックレットを眺めていた時にこのセーターをあの毛糸で編んだら可愛いんじゃないだろうかとふと閃いたのが『ストライプ柄ラグランセーター』。毛糸は、Opal Beauty Silberstar der Alpen(9922)とOpal単色ナチュラル（3081）4plyを2色引き揃えて編みたかったんです。
誰か編んでいる方はいないだろうかと検索してみたら、Instagramでいつも素敵なpostを拝見している ＠polkadot_____ さんが可愛いセーターを編んでおられて、私も編みたかったのはこれだ！と参考にさせて頂きました。「#ストライプ柄ラグランセーター」でも検索ででてきます。
ちなみに私はカセじゃない玉の毛糸でも100gだったら一度玉巻き器で巻き直してから編み始めます。以前にも書いたと思うんですが、途中で糸が絡まったり、またほどいてやり直すときに100gもあると巻き直してぐちゃぐちゃになり気持ちよく編み進められないからです。玉にしておくとほどいてやり直すときも糸を巻きやすいのでぐちゃぐちゃにならずさっとやり直しができます。それと一度巻いておくと途中に結び目があるかとか、どのあたりに結び目が出てくるかなどが最初からわかっているのも便利です。毛糸を巻き直すこと、あとは複雑なデザインの時はメモリーシートを作ることが私の編み始めの事前準備のルーティーンで、これをやっておけば途中停滞することなく割とさくさくと気持ちよく編み進められます。
パターンは『オパール毛糸大好き！誕生25周年記念号』ブックレットです。Instagramにpostを上げてから数名ほどご質問があったんですが、もう売り切れて販売されていないようなんです。どこかにまだあったら運命なので買ってみて下さい！さて、今回はひとまず毛糸を玉にしてCO（作り目）をスタート。襟周りから始まりトップダウンで編み進めます。襟周りは＠polkadot_____ さんを参考にさせて頂き白の単色の2本取りにし、身頃から段染めと単色を引き揃えて編みました。編み進むうちにこの2色の引き揃えが予想通りに可愛くてうきうき。単体でSilberstar der Alpenを見るとすごく落ち着いた感じなんですが、白と混ざることでほどよい軽さが出ました。
トップダウンのセーターは何度か編んだことはあるんですが、いつも袖を休み目にして胴回りを先に編むという進め方だったので、胴回りを休み目にして袖から先に編むと言うのは初めてでした。片袖ずつ仕上げていきます。ちなみにこのパターンはサイズ展開があるんですが、ゆったりとスウェットのように着たかったのでXLサイズで編むことにしました。身頃の針は9号です。
両袖が終わったらいよいよ胴回り開始。袖と胴回りの目を拾って合わせる時、脇の下のところが穴が開きやすいのですが袖を先に編んだからかデザインの関係か、このパターンは脇の下が穴が開かず綺麗に目を拾うことができました。今度から試しにトップダウンは袖を先に編んでみよう。とここまで来て単色のナチュラルの手持ちがなくなりました。がーん。XLで編んだので足りなかったんですねー。ここで毛糸を再注文し、届くまで一時中断。・・・・これがのちの大失敗につながるのです！
じゃーん！完成。と写真のようにはすんなりといきませんでした・・・。まず裾のゴム編みを絞ったようなラインにならないようにすとんとしたかったので、何度もゲージをやり直しました。結局7号針に変えて増し目で調整して気に入る形になりました。合わせて袖口も真っすぐな感じにしたかったので袖の残り3分の１ぐらいから7号針に変えて少し袖幅を細くしてその7号のままゴム編みを編むことであまり絞らない形にしました。
さて、問題はこの追加した単色ナチュラルです。実は、この毛糸3回別々のところで購入したんです。1回目は今年の1月にネットで購入。2回目は 來來（らいらい）さんで購入。3回目が今回ネットで追加購入しました。下の写真おわかりでしょうか。全部ロット（Partie）が違うんです！1回目2838、2回目2810、3回目3020。で1回目と2回目は偶然にもあまり差がなくすんなり編めたんですが、3回目に追加で緊急に取り寄せた毛糸が色が明らかに黄みがかっている！段染と引き揃えていた時はあまりその違いに気づかなかったんですが、裾のゴム編みを何度もやり直している時に「あれ？こんなに黄色かったっけ？」っと突然気づいたんです。今更ロットを確認して、ショック！ショック！
半分ほどいてロットを合わせた毛糸を探して買い直すか、一晩悩んだ末、問題は襟と裾のゴム編みの色が違うことが問題だと気付き、襟のゴム編みをほどいて目を拾い裾と同じロットの毛糸で無理やり統一感を出してみました！苦肉の策。もともと襟の空き具合がもっと狭くしたいなと思っていたので、針を5号に変えて目数もちょと減らして首の空き具合も好みの感じにできたので結果オーライ？いや本当はダメですけど、自分が納得できるのが一番です。改めて苦肉の完成品をどうぞ。首回りと裾はとりあえず色が合っていますよ。
これまでもロットは気を付けてはいたんですが、偶然にもタイミングが違う買い方をしても同じロットだったことがほとんどだったので注意を払うことを完全に忘れていました。それにしても単色でここまで色が違うとは・・・・よい勉強になりました。皆さんも大物を編む時はロットにはくれぐれもご注意ください！
実際は結構ショックだったんですが、完成したのを着て旦那さんに見てもらったら何も気づかない彼はとにかく可愛いとのお褒めの言葉（セーターがです）。なんかいつもよりやたらと褒めるなーと思ったら今回XLサイズで編んだのもあってだぼっとしていたので、「サイズがでかいから俺も着れそう」と言われ試着させたらあーら、ぴったんこ。身長は10㎝以上違うんですが、袖も長めにしていたので袖丈までぴったんこ。「いいね。いいね。これ欲しい。」と言われたのですが、私も失敗作とは言え気に入っているので時々貸してあげることで交渉成立。旦那さんと兼用セーターになりました。
最終的に完成サイズは、水通しをしたあとで身幅58㎝、着丈62㎝、袖丈68㎝でした。水通しはした方がいいですか？と時々ご質問があるんですが、した方がいいです！目が揃って毛糸もふんわりとして綺麗な仕上がりになるので是非完成品は水通しをしてみてください。（毛糸が水通し可能なものかは毛糸の帯で確認してからにしてくださいね）パターンのＸＬサイズよりは身幅が少し狭く丈を長めにしました。二人とも気に入ったので失敗のショックもちょっと癒えました。寒くなったので色々なお気に入りアイテムが増えてそれぞれ早速活用中です。
このOpal Beauty with EW and VE （ビューティー ウィズ エーデルワイス＆ビタミンE）は、最初から肌触りが他のに比べて柔らかいなぁと思っていたんですが、セーターにしても全くチクチク感がなくて着心地もよかったです。追加してまた買い置きしておこうかな。段染めもロットが違うと柄のピッチが違うことがあると、どなたかが以前書いていらっしゃるのを見たことがあるので、段染めも単色もロットにはご注意くださいませ。←しつこい
とじはぎが苦手な方がセーターを編むのをためらわれるので、シンプルなトップダウンはそういった方にも挑戦しやすいと思います。お気に入りの毛糸が見つかったら是非セーターにも挑戦してみて下さいね。
使用毛糸 合計508g
Opal Beauty with EW and VE Silberstar der Alpen(9922) 274g
Opal 単色 ナチュラル (3081) 234g
使用針 輪針
襟周りリブ 5号
身頃9号 身頃裾リブ7号
袖9号、7号 袖リブ7号
写真の帽子も同じ『オパール毛糸大好き！誕生25周年記念号』ブックレットからイギリスゴム編みの帽子を編んだものです。面白いパターンでした！
ショールは5月に編んだ飛田眞理さんの「Road Trip Shawl」早速最近のお気に入りで使ってます！
＊＊＊＊＊＊＊＊
私の編んだもの色々はこちらをどうぞ♪
0コメント